今週から、「プロジェクト20」と称して20代の社員と直接的に対話していくことを始めた。1回につき1つ、ビジネスに対する姿勢を説く。メールは使わず、事務所で時間をとって直接会話をする。毎回、私が読んで非常に価値を感じた本について、1冊読書の宿題を与える。資格取得への準備をさせる。
20代のうちに気付いてもらうことで、いいビジネス年齢を取ってもらうこと。また、社内ポストや仕事の結果に対してどん欲になってもらい、近い将来に彼らが中心となって活性をもたらすことが目的だ。
「結婚は、好き、嫌いじゃなくて、あう、あわないか。」
だと友人が名言を言っていたが、仕事にしてもそうだと思う。「好き嫌い」から始まってあうあわないか、に発展する。
性善説で運営する限り、「基本的にはみんなイイヤツ。会社が好き。」だから同じ会社にいる。でも、しばらくして相性が見えてくる。仕事に対する考え方や、知識、一つ一つの受け答え、礼儀、マナー。会社というところはいろいろな人間が集まるところなので、摩擦は当然だ。
摩擦が熱となって、燃焼する。いい例。
摩擦が抵抗となって、前進しない。悪い例。
今、社内の人事評価シート、目標設定シートを再作成して、強化している。評価に完璧は無いので既成や他社、教材のまねごとにはなるがいい形で定着させたい。とどのつまり、評価というものは、
定量化できる結果 × 会社にあうかあわないか
だと思う。
1+1が2ではなく3にも4にもなる起爆剤は、
チームがあうか、あわないか。
だ。
あわない人と仕事をしていても、無意味な議論や、指示、つまり仕事が増えるだけだし、楽しくもない。私は、信頼できる、自分にあう人を顧客に持つ。だから私は仕事が楽しい。そういう方々と出会える私は運がいい、と本当に思う。さて、社内はどうか。そういう人間を見つけて採用することも大事だし、育てることも大事だ。
自分が作る、人事制度や対人関係に勇気をもたらす本です。