この休みを利用して、「中華民国」に行ってきました。いわゆる、「台湾」です。
そのポジションからか、甲斐性なしさゆえか、
日々の生活において、定期的に息苦しさを覚え、居場所のなさを感じて、
どれだけ仕事が詰まろうが、「脱日常、脱日本」をします。
さて、
インシュウシンカンズイトーソウゲンミンシンチュウカミンコクチュウカジンミンキョウワコク
高校生時分に、地理の先生に叩き込まれた、ざっとした中国の国名の流れです。
20年以上たった今でも、記憶に新しい。スラスラでてきます。
当時の先生(Mr.岡村と今もはっきり記憶)は、世界の国と首都も徹底的に覚えさせる、猛者でした。
さて、中華民国です。台北に2泊3日した感想として、かの民は
・自分のペースを守る
・わかりやすさ、スピードを好む
・楽しそう
→「そんなもの」と受け入れる。
・人と人との距離が近い
・意外と商売っ気がない?
ということです。タッチのやわらかい、華人?
台湾という地域は、政治的にはいくつもの国にジュウリンされながら、今日の繁栄を築いています。
ここで、私の浅学でクニを語ることはできませんが今回、台北を旅する中で、
「日本のようでもあり、中国のようでもあり、英語にも対応できる」
ことがわかりました。
私が会社を運営する上で、心がけているのが、「生き残る」ということです。
たとえはかっこよく、六文銭で有名な、戦国時代の真田家を上げます。
かの家は主を変えながら、自らの義を守りつつ、生き残っています。
関ヶ原の際には東軍と西軍に分けて子孫を残しました。西軍についたのが、大阪に真田丸を築いた真田信繁です。
当社も、この10年、ついていく会社、ついていき方はそれぞれでやってきました。
接点があって、必要としてくれて、盛り上がっている顧客とつながる。
またそこから真のつながりが芽生えれば、商売を超えて接点は続いています。
ただ、その商義や行動に?な会社、人とはお付き合いをしないことに私は決めています。
たとえ相手が大きくても、自らの尊厳という独立性をなくしてはいけない。
取引が終わったとしても、なくしてはいけないものはあると考えます。
「上司は部下を見抜くのに3年かかるが、部下は上司を3日で見抜く」
という言葉もあります。元請け下請けの関係もそうかもしれません。
「これは違うな」
というカンは大事です。
ただでさえ限られた資源を、?に向けるわけにはいかない。
話がそれました。
確かに台湾は、海外の中でも親日性は高いかもしれません。
が、そこに世俗性(損得勘定)は必須です。
台湾の繁栄を創る、創った理由の一つに、日本の存在がある。という感覚です。
日本は台湾を必要としたし、彼らも日本を必要とした。
アウトソーシング元、先として健全に機能していた。
そして今や、Foxconn社など、えらいことになっています。
Close to you.But Individual.
私はあなたと近づきます。でも、私は、私。
日本も、もっとドラスティックに、まだまだいけるはずです。
写真。
朝イチピーチ。往復25,000円程度。現在キャンペーン中につき、台湾まで片道5,000円切ってます。
桃園空港での折り返し時間が35分のオペレーションはすごいな。
街の様子
小さい店が多く並びます。
包子! 1個約60円
うまい。
信号にはすべて、待ち時間表示が。
そこに見えてますやん。
台北駅。中華的。
駅の中。線路はすべて地下にある。
台湾高速鉄道。通称台湾新幹線。
日本の技術がここに。たしかに、オンタイムだった。
現在、日本の新幹線の到着発車誤差は平均約36秒。
最近リリースされた、新型新幹線では、その誤差を 6秒 に縮めるらしい。
日本品質は、確かに世界トップだが、「それって必要あるのか?」という疑問はある。
相手に過剰サービス、オンタイムを求め、決断しないムダな会議を延々する、政治や、企業。
ここは美味しかった。立ち食い。台湾といえば、老麺。大でも200円程度也。
ローカルのレストランは安い。×3円程度。
ちょっときれいなレストランで、この2-3倍。ホテルでその2-3倍程度かな。
夕刻の台北101。
同じ場所、だいたい同じアングルで撮影する。
チープなカメラとはいえ台北の夜景は、香港とは違い、かなり控えめです。ネオンがない。
気を取り直して、近場から。
夜市をうろうろ。ルールはあるのか?
確かに、スカイスクレイパー。
450台湾$を払って上の展望台に行くより、85、86階にレストランがあるから、そこに行くのが二度おいしいかも。入口を探すのは難しいが。
旅で読んでいた本。
「日本人はもともと無縁社会で、損得勘定が発達している。」
など、現実的、客観的な目線で、ナルホド。と思うことがたくさんありました。
また、特殊な部分もあるが、日本人だけが突出なのではない。
今後の日本について、「労働問題」にまで言及していることは意外でした。
当社の業の使命を改めて感じました。
今回の台北行きも、仕事へのインスピレィションになりました。
逃避で終わらせず、よかった、よかった。