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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

社会人という存在について

2013.05.18 カテゴリー: 仕事日記

広告を使っているおかげで、応募は多数いただく。

2年半ほど前、事務所のトイレで自身の髪の毛のハジをクリクリしているスタッフを見て

この・・・
 クリクリのアピールの前に、仕事でアピールしろよ。

と、内心思ったものだ。
今はさほど思わない。この数年で私も大人になった。

なお、そのスタッフは他社にアピールがうまく行って転職に成功した。

さて、社会人になるということは、

==
「自分はこれができる」

という価値を就職する企業に売りこみ、企業がそれを買う。

企業は、その買い集めた価値と

既存資産(ヒト、設備、情報、知識、カネなど)との

化学反応を起こさせ、

製品やサービス、成果をつくり、

社内外の顧客に売る。
==

ということだ。

安穏と生きてきた中年が、いくつかのプロセスを得て転職市場であふれるのは、

前職オリエンテッドな、誰でもできる、経験や価値


のみの場合、
期待する成果へのコスト(賃金、年齢)が高いか、それを求められる枠が少ないからだ。

20代、未経験。

は仕方ないとしよう。が、

「 CAN(自分、これはできるっす)」

は、しっかり持ってから転職市場にのぞむべきだ。

「NWエンジニアになりたいんですぅ」

はわかる。だとしたら、

CCNA、LPIC lv1、基本情報

ぐらいは自力で取るもの
ではないだろうか。

「資格は、CANの証明書」

である。また会社は、

「あなたのWant (これやりたい) は、

 Must (これはあなたのすべきこと) を、やってから」

と考えている。 会社は、


「会社のWant(これやりたい)にフィットする、

 Can(できる、できるはず)を集める必要がある。


Must も Can もないのに、Want だけ一人前。これは困る。

私の話。

13年前、末端ヘルプデスクのシフト勤務をしながら、マスタリングTCP/IPを読み、Cisco教本を買い、25歳になるちょっと手前でCCNAを取った。

「このままでは、先がまったく見えませーん!」

という危機感を持っていた。プラス


CiscoのNWエンジニア、時給4,000円?マジ!?

という邪な野心だ。

実際はツリ広告だった。だが、ヘッポコNWエンジニアの歩みを進めた。

ビックカメラ新宿店で8万円ちょっと出してCisco813を買い、自宅のISDNからダイアルアップでネット接続を試みた。その時の経験で、いまだに生きている部分はある。

先日、東京のホテルで食事をとっていた際、眼下には、

・派遣スタッフ当時に面接していただいた場所、働いた場所

が見えていた。10年ひと昔。

話は変わるが、当社のキャリア面接で、


「御社は、どんな教育体制ですか?」

と、ベタに聞かれると

「はぁ?」

と、内心で思ってしまう。
会社は学校ではない。学ぶことは、自分でするものでしょうが。

「では、回答の前に聞きます。

 会社が施す教育の目的、目標はなんでしょうか?」

「その期待する効果が最大になるのは、どういう時でしょうか?」


と、聞くようにしている。回答として、私が考えるに、

==
1.サービス業(前提条件)として、
 利益、価値を最大化するためには顧客からの絶対的な信頼が必要である(目的)。
 それを勝ち得るための基本的な考え方、専門的知識を得ること(目標)。

2.自分の意志があるとき。得たものを使おうとするとき。使った結果を応用するとき。
==

そして、

1.2.が満たされるなら、
投資対象として、あなた自身にお金(賃金、教育手当)は出しますよ。

とも言っている。

私が考えるに、


「教育で大事なのは、いきなり”結果”を期待することではなく、

  プロセスという名の”原因”を変えることだ。」


プロセス(原因)が変われば、結果は変わる。
プロセス(原因)を変えずに、結果が変わるはずなどない。

英会話の本をいくら買っても、英語はしゃべれるようにならない。

自分の気合のみ。

であると思う。

一括エントリーなどという、web時代のふざけたエントリーには返信する必要もないし、していない。

「今、無職だ。今の会社を転職したい。」

という「結果」には、「原因」がついている。

いまいちど、今の環境を見直してみてはどうか。

環境を理由にするのもいいだろう。

残念ながら、同じ日本の中、業界で会社を変えるぐらいでは、
環境が変わったうちには入らない。

人生を変えた、というより

運を天に任せた。

というレベルの話だ。

本当に、就職、転職が、正しい道なのか?

自分がやりたいことは何か?自分とはどういう人間なのか?

今を真剣に向き合えないで、次の仕事で真剣に向き合える保証はあるのだろうか?
そのリスクは誰が取るのだろうか?


採用は、代表者の一番重要な仕事である。

と、私は思うので全責任を持って臨む。そして、できるだけ即決する。


「採用してみないとわかるわけない。

 みんなの評価が高い人間が、それなりの結果を出すのは当たり前なので
 競争力が高い。リスクも少ないが、リターンも少ない。賃金が高いから。

 だからこそ、その会社独自の採用視点が必要。

 経歴 / 学歴はムシして、今からの自走力を見極める。

 基本、性善説。」


だ。10年を作ってくれたスタッフのためにも、託せない人間を採用するわけにはいかない。

次の10年のために、


会社のWant(どうなりたいか)

が試される時期になってきた。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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