ハイコンテクストな言葉、日本語。
この時期はゴルフへのお誘いが多い。が、1日仕事となるのがいただけない。
スループレーが当たり前、とか、もっと広く気軽に楽しめればいいのに。バッグの積み下ろしとかも一人でできる。エントリーの手段が増えたのはよい。海外ではスルーが基本。他人とゴルフをしても、同伴はプレーのみだ。コンペなどでの懇親はわかる。さまざまな方が来られていて、違いを知るよい機会だ。
さて、下のような文章にイライラするのは私だけだろうか。ホームコースに新たに掲げてあり、ブ然と撮影した。世界の言語には、ハイコンテクスト,ローコンテクスト という分類がある。コンテクスト、つまり文脈のことだ。
乱暴に言うと、
ローコンテクスト:言いたいことズバリ
ハイコンテクスト:あいまいな表現を含む。
・何を一番してほしいのか。
「必ず」と何度も、「注意」しても「行動」が大事。
・「声」という語の冗長。
声の発声?
・必要ない、背景の詳細。
何番ホールかは不要じゃないのか?
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こういう看板を作るぐらいなら、値段の割にかなりイマイチなご飯を改善してほしい。
食事に注意!
だ。
「コースやサービスはしっかりしてますけど、ご飯はいまいちですよ。」
とお断りを入れて同伴者を誘っている。このようなインギンで、冗長的な表現が、
「紳士的」
というなら仕方ない。私の日本語力の欠陥だ。
日本語は、ハイコンテクスト、いわゆる膠着語。て・に・を・は、がすべてを決める。語順は関係ない。
英語は、ローコンテクスト、いわゆる孤立語。言葉の順番が重要。たとえば、
Caution!
You should say ‘Fore’ when your ball headed away beyond this course.
If you didn’t say that,you may have to compensate for someone’s injury.
と、これまた長い。英語は、てにをは、つまり助詞がない。関係代名詞やら前後の関係性が必要である。
日本でのゴルフ文化は特殊な発展をしているようだ。SNSで、プロフィル写真がゴルフをしている人間とは、深くかかわる必要は無い。と決めている。
あんたは、プロか!
そこには、”自意識”が顕れるからネ。
私の周囲のシングルさんには、「ドヤ」はいない。努力は、一人で隠れてするもんだ。
隣や前に打ち込んだら、
フォアって叫べや。
この、****!
って、ゴルフ場の人も書きたいだろうに。
日本語も効率よく使えば、通じやすい。かくいう私の資料も、顧客やスタッフからは評判がよくない。
これも「注意」「Precaution」が必要。