プライシングには、3つの基本的な方法がある。
・対競合・・・他店価格比較
・対コスト・・・原価+利益
・対ブランド性・・・独自の付加価値
賃金もそうだ。
・対競合・・・他社、他人などの相場、比較
・対プロフィット・・・その者が上げた利益を基準にする。
・対ブランド性・・・今の利益ではなく、いなければいけない存在かどうか。
ケースバイケース。 答えなんて無い。
この6月から新たに正社員で3人連続で雇用をする。
私は、対競合(他社)は見ないようにしている。
が、周囲の賃金情報は収集するように伝えている。
必要なスタッフには、他社オファーより支払うようにしている。
賃金、タイトルというのは、一番の「人事メッセージ」なのだ。
賃金規定はもちろんある。が、
「規定を作りたがる、管理したがる輩」
が大声を上げ出だすと、会社はロクなことにならない。
今の1万円のために、将来の10万円を失うセンス。
全体最適と言う名の、見せかけの横並び平和主義。
もちろん、安心、平和だから仕事を楽しめる部分もあるが、
カイシャの文化は一人ひとりの価値観によって構成される。
それより、とにかく大事なのは利益を上げることだ。
例えば、100円ショップで売っている印鑑。
法務局の前では350円で売っている。
なぜか。
買う人がいるからだ。
賃金を上げたければ、前提条件を変えることも大事なのだ。