昨日は大阪商工会議所の定例会員講演会に参加しました。
「可能性は自分で創る」
というタイトルです。
安藤忠雄さんとは個人的な縁は無いのですが、私にとっては「なぜかよく見かける著名人」で勝手に親しみを感じております。
・整髪屋の担当さんが一緒(つまりハサミが一緒だった。)
・淡路夢舞台のホールエントランス
・天神橋のたもと
少なくとも3回、ちまたでお見かけしております。
私も素人ながら、安藤建築巡りをすることがありまして、特に直島プロジェクトは2回行きましたが、毎回とても感動します。
さて、講演会でありますがホールは満員。1時間30分の講演中、聴衆は終始安藤節に圧倒されていたように思われます。少しだけピックアップしてここに書き留めたいと思います。
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なぜ、大阪に元気が無いか言えと請われてやってきたが、大阪に義理はあるが仕事をほしいとは思っていない。ここにおられる九割五分の男性は、
好奇心が無い
先を見ない
元気がない
反して女性は元気だ。年齢の7掛けくらい。好奇心とエネルギーの塊で特に大阪のおばちゃんはすごい。
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青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
〜中略〜
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
サムエル・ウルマン 宇野収 訳
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大阪には緑がない。私は1969年に大阪駅前プロジェクトで屋上緑化を大阪市に提案したが受け入れられず、今始まった。大阪は40年遅れている。
大阪万博の成功や、年間300万人の来場者がある海遊館の成功が、施設を建てればよいという、失敗を導いた。ATC、南港しかり。
アメリカの高速道路には、「自分の責任で走れ」と表示している。
トップは勇気を持つべき。そして皆は、努力して生きなければいけない。
暑かったら服を脱げ
寒かったら服を着ろ
冷暖房完備では感性が鈍る。
大阪は感性が鈍っている。
面白い仕事というのは、いかに勇敢であったか。である。
今地球は50億人のキャパシティの中に、67億人が住んでいる。
自分たちが人に何をできるか。一人ずつ、何が出来るか考えなければならないのではないか。
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表現は極端でしたが、大阪を愛するゆえ(義理がある、とおっしゃっていました)、自分の感性や施主との歴戦に毎回全力で戦ってきたからこそ生まれる言葉だと思いました。
ビジネスにおいては、理想 が全て 事業継続性、収益性とは限らないこともあります。
しかし、
常に理想を忘れてはならない。感性を鈍らせてはいけない。
恵まれた国の日本人として考えなければいけない。
ということに改めて気付きました。
Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ
安藤忠雄さん講演会
2007.10.17 カテゴリー: コメント
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