昨夜、久々に大手カレーチェーンで夕食をとった際、その時間帯に
うら若き女性がお一人様×2 にびっくりした。
そして、サービス過剰に、もっとびっくりした。
注文をしたところ、知人からせっぱつまっている電話があったので、
マナー違反だなとは知りつつも小声でしゃべりながらサラダをつつく。
電話は続く。
5分でサラダを食べ終わったが、電話は続く。
当然、電話中にカレーもすぐ出てくるものだと思っていた。
「?注文を忘れている?」
電話が終わった後、数分してやおら調理を始め、待つこと3分、えらく丁寧に
「お待たせしました」
と、20代後半〜30代前半の男性店員さんが深々とお辞儀をして提供してもらった。
「いやいや、コースじゃあるまいし、カレーにタイミングはいらん。
すぐ出してくれたらいい。お辞儀も要らんし。」
と、どんだけ言おうと思ったが、ここはカレー屋さん。彼らの配慮なのだろう。
こらえる。マナ―違反の自分も悪い。
そこで、某居酒屋チェーンの、これまた過剰なサービスを思い出す。
いつから日本の居酒屋、レストランは、ひざまずいて注文を取るようになったのか。
お客は常に神様か?
私は、大手居酒屋チェーンには行かないようにはしています。
顧客と行くなどもってのほか。
3年ほどまでに件の店で「切れている客」を見かけてからです。
「料理が遅い!」
と、アルバイトにじいさんが切れとる。彼らの論理は、
「カネを払っている以上・・」
なのでしょう。コワ。と思ったからです。そういえば、件の店で
「君はとても機転がきくね。店長? え?四大卒?どこ大学?K産大?なんで?なんで?」
と、内情をどんどん聞き出すこともあった。
有名四大卒が居酒屋チェーンに就くこと自体は悪くない。本人の自由だし、外食産業という立派な業界だ。だがどこか、割り切れなさを感じる。
長時間労働、グレーな賃金体系を強いる日本のサービス業は改善が必要ではないか?
「いや、そら福田さんが一応は稼いでいるからでしょ」
と、言われるかもしれない。
学生時代のアルバイトはずっと飲食業関係だった。
でも、居酒屋チェーンは、気持ち悪くていけない。
でも、吉野家、すき屋にはよくいく。Fast Food として気持ちがよい。
友人と、「吉野家飲み」することもある。
遅い時間はあまり人も多くなく、安くて楽しい。それこそ、速い。
すぐに満腹になって、好きなBarに行く。効率がよい。
さて・・・
同じ民族内で、サービスを受ける側、提供する側にこれだけのギャップを産むのは、
閉ざされている世界にありがちなセコさ+同一性を求めた結果だと思う。
「サービスはなんでも無料」
「みんなこうだよね」
と勘違いしている傾向は疑問だ。
そこが、サービス提供者側の大きな施策の勘違いを産んではいないか。
「こうすれば喜んでくれる。」
そのエスカレートの行先はどこなのだろう?
毎夜、2〜3,000円の居酒屋でクダ巻いている者は、早めに帰って勉強すればいい。会社のグチは、明日の昼に上司に提案すればいい。
居酒屋を何度か我慢して、せめて6000円以上の客単価の店に行って明日への鋭気を養えばいい。
平和な国だ、と思う。
会社や社会、家族でのウッセキを晴らすところが、国内のサービス業だと思ったら大きな間違いだ。
サービス(service)です = 無料です
と言う大きな勘違い。
日本国内での閉ざされた世界で、勘違いな上下を作り出しても何も解決しない。
勘違い顧客のためのサービス、サービス向上は必要か?
「成果は外に求めよ。」
橋本知事は、外を見る、出る政策をどんどん打ってほしいと思う。
大阪府・市が誇る、特待生制度とか。留学制度とか。
利便性も大事かもしれない。
が、サービス享受者の考える力を下げ続け、勘違いな人間や会社を保護するより、海外を見て、挑戦する人間、会社へのバックアップをすることが今の、国や行政の大事なことなんではないか、と思います。
そんなことを考えながらスーパー銭湯で浸かっていたので、まったく落ち着きがなかった。