仕事も遊びもテンポよく
社内の Over35 には以下をよく言っている。
「35歳を超えた人間の雇用は、リスクのほうが増える傾向にあります。
つまり、「加齢以上の成果、20代、30代前半で培った努力の開花」
が無いことには、コスト上昇に対する価値の逓減のほうが多いからです。
あなたの周囲を見渡して、肩書きの階層ごとに同年代が減っていることが
その証左です。
だから、ヒト並み以上の努力が必要です。
一人一人の「仕事のマナー」が上がれば、組織の生産性が上がります。」
農鳥岳への稜線をのぞむ
今回の山行は、以前に北海道に一緒に行った商社マンのT氏とだ。
行程の基本設計は彼が行った。
さすが、日本を代表する会社で活躍するための情報収集力、手配力、決断力、貫徹力である。「乗れる、頼りになる」方で、10歳ほど離れた私への気遣いもできる方だ。
多少のイベント発生はあったが、それぞれ対応してほぼ計画通りに、無事にこなせた。
お互いの守備範囲を守りつつ、なかなかのアウンの呼吸だったように思える。
私は、「超せっかち」なので、巷の「どうする?こうする?」がとても苦手だ。
ビジネスならまだしも、プライベートではイライラがとまらない。
「どうする?こうする?」
と、やっている間に判断し、決めて行動してしまえばいい。
大方の判断は、次の朝には忘れていることなのに、何をまごつくのか。
判断、決断、行動とは何か
山行では、判断と決断、行動を求められる。
今回、ヤマ素人の私はフォロワーに徹し、意見は言うが、決断はリーダである彼の判断に従った。
どのルートを行くか。今、GoかStopか。
天候、状況(身体、環境)、時間、行程などを基準に考える。
パーティでは、リーダが責任を負う。
単独行なら、自己責任だ。
上記と合わせて、当社の管理職には以下を伝えている。
判断とは:数ある選択肢の中から、正しい選択(取捨)を行うこと
決断とは:正しいタイミングで判断し、行動に移すこと
行動とは:できるまでやること
責任とは:行動の結果=成果が及ぼす効果、影響の当事者であること
準備万全のアリの行軍。
上司は部下の行動基準となる、「判断、決断」をしなければいけない立場だ。
部下がどうやったらできるか、「行動」のアドバイスを行い、「成果」を出させないといけない。その「責任」を取るためのタイトル(肩書き)でしょう。
(部下であれ上司であれ)
精度の低いホウレンソウテイ、シジメイレイカンリによって、
「相手の生産性を落とすな。」ということだ。
基礎知識、準備、覚悟もなしに登頂、縦走は不可能だ。仕事も、同じことだ。