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Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

生存、安全、帰属、承認、自己実現 その4

2013.05.06 カテゴリー: OFF・食

高校生の頃、Mr.エリック・クラプトンの 「tears in heaven」 という曲の歌いだしを

「I have no money」

と聞き違えており、

「んなわきゃないやろ!めっちゃ持ってるがな!」

と当時の友人と言っていた。しかし、本当は

「Would you know my name」

だった。

ishi_02.JPG
 阿南市から北西に国道を走らせ、登山口に向かうと通行止めだった。
 登山口まで4km?こういう状況は非常に困る。
 

今回、持っていった本は、Mr.村上春樹の

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること

国民宿舎で読み終えた。
正直に申し上げて、彼の小説は私には難解すぎて読めない。

経営者の趣味で、

「読書です。村上春樹が好きです」

という方は、お見かけしたことがない。

またもし、公私で女性と知り合い、上記などと言う方からは後ずさりしてしまうだろう。
隠れて耽読する類のものではなかろうか。

彼の作品が海外で評価が高いのは、

「英語が書ける、読める作家の作品は、外国語に翻訳された文章を意識してモノを書ける」

というアドバンテージはあるのではないか、と思う。
しかし、現実を切り取る彼のエッセイの類はとても面白いし、「さすが」の表現力、言葉力だと思う。

私は今後も、誰の小説も読まない。ゴルゴ13は読む。

「泣ける」とか「感動大作」より、現実のほうが、ダイナミックだ。

ishi_03_1.JPG

 ダイナミックに崩落している。そういうことか。

ishi_03_2.JPG

 引き返すわけにもいかない。振り返ると、へぇ。だ。

ishi_04.JPG
 登山口に、あら?人がたくさんいる。
 どうやら、北側からアクセスすれば車でここまで来れたらしい。

p.122

「一人の不完全な人間として、限界を抱えた一人の作家として、矛盾だらけのぱっとしない人生の道を・・・」

に、びっくりした。
世の中のほんの、ほんの一握り、ノーベル賞をとらんかな、という世界的な作家が自らを、

「ぱっとしない人生?ほんまかいな!」

エリックさんと言い、世界的名声がありながらも、郷愁のある歌を歌い続ける。描き続ける。

ishi_05.JPG
 禁断のリフトでショートカット。時間がおしているのだ。

ishi_07.JPG
 剣山の頂上付近の様子。

たとえ周囲に、「承認」されたとしても本人は、

「自己実現」

したとは思っていない。

ゴールはまだ先。だから、走り続ける。想像もできないレベルの方々なのだ。

そういう方々の一方、

「(自分の)足るを知る。」

は考えておかないとなぁ。

ということをブツブツ考えながら登っていた。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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