「福田さん、
ハチは、飛べないことを知らないから、飛べるんです。」
from 谷町4丁目
へ?
「物理的にハチは、あの胴体、あの薄い羽では飛べないはずなんです。
もし自分が飛べないと知っていたら、彼らは飛べるでしょうか?」
なるほど〜
起業前に、続かないと知っていたら、起業する人はあまりいない。
成功するという思い込みが、走らせる。
「思い込みと開き直りは、経営者の才能」と、
松井道夫社長も言っておられた。
自分でも、6年前にこんなことを書いていたようだ。
さて・・・今は4/15 12:20です。
今日はセキュリティスペシャリストの試験日。でも、事務所におります。
今日の朝、7時に起きました。
「さて、まず受からんだろう。」
が、スタッフや公言の手前、
・敵前逃亡は良くないのではないか。
・受けて、ダメだった。のほうがよいのではないか。
・特に新卒さんには今日、別の「基本情報処理」を受験させている。
上長としてあるまじき行為なのではないか。
と逡巡すること3分。
自分の結論が出たが、まだ迷ったので、戦友に電話をする。
「へー。福田さんが行きたくないならいいんじゃない。」
・・行きたくなくはない。行かねばならぬ。
が、まず何も起こらない。まさに、
飛べないと知っているハチ
だ。普段、社内に対しては
「信頼は約束と実行から」
と言っているので、完全な裏切り行為だ。が、
「受ける、とは言った。が、受かるとは、言っていない。」
と思い直し、
「受けてもいないが、秋に受ける」
という開き直りに頭を切り替える。では、どうするか。
「そうだ、犬に会いに行こう」
と車のキーを探り、脱兎のごとく車を西に向かわせる。7:30
良心の呵責から大阪にはおれない。
すまぬ、スタッフの皆さん。おみやげを買ってくるから。
そして、明石に到着
郷愁の瀬戸内の海
有名な魚の棚商店街。9:30、テストが始まったか。
ヒト。
思えば、レップワンは2004年に明石で登記して生まれました。
あれから、奇跡の8年。
「飛べない。」と、思ったことはなかった。
運ぶヒト、向かう先、飛び方は変えてきた。
が、裏切りは絶対にアカン。
セキュリティスペシャリストは、合格するまで、受験します。
この逃亡を忘れないために、次につなげるために、
「週に一度は技術的エントリーを課す」
とします。
「あ、飛んでた。」のために。