決断の習慣
頂上を見るに、登頂計画の変更が必要になった。3分で決断するよう、考える。
私は待つのが大嫌いなので、プランAは10秒で却下されている。
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プランA:待ちながら、登頂する。
メリット:登頂達成
デメリット:13時からの往復で、2時間半かかる。
そこから南岳を目指すと着が遅くなる。
が、槍山荘にはテント泊はできない。
殺生ヒュッテまで約20分降りねばならぬ。
明日また、槍山荘まで30分程度登る必要がある。
プランB:殺生ヒュッテまで下りて、次の日の早朝に登頂を試みる。
メリット:登頂達成
デメリット:当日14時からヒマ。本は持ってこなかった。
次の日に槍に登って、南岳を通って下山。
下山は早くても16時になる。
帰宅が深夜0時予想。次の日に差支える。
プランC:素通りして南岳、南岳小屋でテント泊。
メリット:次の日に元気だったら、大キレット、穂高にターゲット変更。
穂高に行かなければ、昼には下山可能。夜早めに大阪着。
デメリット:登頂不達成
大キレットに挑戦した場合、次の日の帰宅は相当遅くなる。
元気だとしても、大キレットをこなせるか。
プランD:見たから、帰る。
メリット:次の日の休みを大阪で過ごす。
デメリット:登頂不達成
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岩場、ガレ場というらしい。一人でトボトボ歩くのも、なかなかの興。
決断:「D」が少しよぎったが、「C」を採用する。
登りの途中、軽やかに抜かしていったトレランの人が山荘前にいたので、
かかった時間を聞いた。
新穂高から、4時間20分で槍山荘までついた。
すでに頂上往復したが1時間30分かかった。
南岳経由で今日降りる。とのこと。
大阪で働いていたが、金沢に転勤になった。
山が近くなりほぼ毎週いっている。
まさに、信じられん。