八重山諸島は何かと思い出があってきついが、「一人ビジネス合宿」と称して再び南に来た。
今年は島をまわっているなぁ。
一泊目は波照間への船便が出ず、竹富島に泊まる。
沖縄の伝統的な街並みを維持しているらしい。思い出が美化されるように、キレイでいいところだ。
竹富島のターミナル。
メディアが作る「パワースポット」は、商業主義。
バレンタイン、クリスマスや恵方巻の類。
それぞれの背景や状況もわからず、一様に押し付けるのはおかしいのだが、「Broadcast」だから仕方がない。
パワースポットで、「充電」どころか、着いた時点ですでに財布から「漏電」してはいないか。
そもそも「発電」してるのか。何のために発電するのか。
さて、今回のターゲットとした波照間島は私のベストとなった。
今回は自転車を持たず、徒歩で島内を回った。
最南端の孤島といえど、西表島は見えるし、遠くに石垣島の灯も見える。
地図を持たずとも適当に15分もあるけば、どこかには着く。日差しや風を感じ、雨にうたれて歩く。
旅というのはそこでの気づきや考査で
・迷っていることを決断したり、
・日常と違うことからの気づき、
を与えてくれるはずだ。
「観光」ではInputばかりでOutputには結び付きづらい。
思ったこと
島の商店主には移住組も多い。 都会の疲れや違和感を流し、島で自己実現を達成する彼らのオーラにはむしろ近寄りがたいものもあった。
都会との共存、妥協を選ばずに移住した彼らの根性は半端ではない。失うことも多いはずだが、あえての移住。
彼らに話しかけて聞いてみたい気もしたが、野暮なことだ。
さて、合宿である以上、来期の予算配分を考えていた。広告出稿について、「なんとなく」でやっていた。目立ちたくないからだ。 が、Adwordsを含めたWeb広告予算を10倍に設定した。
市井ではなにかとふさぎがちだが、高い空の下では「できるか。やってみるか。」という気にもなる。
冷静さを欠いた「判断」は良くない。
根拠のない「希望」もいただけない。
でも、「信念」を再認識する場所は必要だ。
「そうだ。」
「そうだった。」
「決めた。」
「する。しよう。」
という気持ちにいざなうのが、真のパワースポットだと思う。
ニシ浜。晴れたのは1日だけ。が、ニシ浜より、島内を散歩するほうが楽しい。
だから、南の島でも、会議室でも、家族のだんらんでも、それぞれどこでもいいんだ。