恒例の海外レビューシリーズ。
仕事もせんといかんが、年内にはシリーズを完結したいです。
時間は巻き戻り、9月の話です。
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今回はあわただしい中の出発で、関空行きの電車で読んでいたのが、
です。
氏の作品は、中学生の時に「ノルウェイの森」を読み、無職時代に「ねじまき鳥クロニクル」を読み、その難解さから敬遠していました。最近の1Q84狂騒のときも、??な感じで振れはしなかったのです。ただ、なんだったの受賞のインタビューで、ご自身の意見を英語でしっかり言っているのを見て、
「すげぇ」
と思った記憶があります。
ときに、迎合と妥協が求められる企業でのふるまいに関わってきていない、独自の一線級の言動なのかな、と著作を読みながら思っていました。
「えらくrealistic,ironical,なところがあるんだな。」
と興味深く読みました。さて、前述の本ではシドニーオリンピックに出場する主な陸上系選手に焦点をあてて書かれていました。
ダーリングハーバー
今回私は、「シドニーに行く」と周囲の幾人かに伝えたのですが、
「いいところだよ」
と聞いていたので、事前期待が大きかったのは事実です。
事前期待以上だと、感動やリピートを産む。
それ以下だと、客離れを起こす。
と、教えていただいたことがあります。さて・・
シドニーは良くも悪くも、
実利的な、Combination(組み合わせ)な街
だと感じました。大味と言うか、適当にいいとこどりと言うか、いくつか気づいた点を上げます。
1. とにかくでかい。人もモノも2割増
2. 物価が高い!コーラが600mlでA$3.5もする。が、農産畜産物はやたら安い。
3. ゴルフ代も、やたら安い
4. 女性が黒い服率が高いような気がする。
5. 街の路上や電車が汚い
6. 全体的にカジュアル
7. 移民が多く、食文化にばらつき
などです。
大きなピーマン
しいなりんご祭り
また、
いかに日本が要求レベルの高い国か。
というのを思い知った都市でした。挙げたのは別に、悪いことではなく生きていく分に支障はない。
「ゆるくていいじゃん」
という感じです。また電車に乗っていて、ニューヨークとも違う、
「どこか憂いのある、陽気さ」
というのを感じたのは事実です。国の出自がそうなのかな。
移民労働者も多く、どこか、時間の経ち方が違う感じ、を受けました。
そして思ったのですが、スーパーマーケットなどのチェーン店が少ない。
日本だったら、ライフやらイオンやらあるんですが、ほぼなかった。
街中だからかな。吉野家もユニクロもない。
かと思えば、ヴィトンや、シャネルなど、いわゆるブランド という高級店の数が少ない。
むしろ、ベトナムなどのほうが多かったと思う。
つまり、
上下の価格キラー、ブランド
がいない。のです。ということは、
中間がメインストリーム
で、上下は日本のほうがむしろ安い、ということがままありえる。これは確信ですが、
日本は、サービスはあって当たり前だ。 という感覚。
ところがこちらでは、
サービスに対する対価が、しっかり設定されている。という感覚です。
まとまらなくなってきたので、一旦写真でごまかして、別途校正します。
coast GC $30なり
築地のほうが、うまいと思われる。