普段、あまり父親と連絡を取り合うことはないんですが、折にふれ心配してもらっているらしく、先日は
「松下幸之助さんの本を贈るから読みなさい」
でした。”神様”の本はいくつか読んでいたので、
「できれば、藤沢武夫さんの本が欲しい」
と言ったところ、
経営に終わりはない
などが送られてきました。今回の出張の移動中やホテルで読んでいました。ホンダ(というより、藤沢武夫さん)という企業が持つ信念、いくつもの工夫やアイディアが書かれています。
経営の王道というものは必ずしも一つではない。私にとってこの本は、そうだ!と、”グッとくる王道”がたくさんありました。特に一つ、
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p.123
人生の三分のニ、一日の三分の一、これが仕事をしている比率である。
”人間に一番たまらない苦痛は何か”と聞かれれば、”する仕事のないことだ”と私は答える。する仕事を一杯持てる会社に一生勤められれば幸いといわるかもしれない。その仕事を皆で組み合わせて、作り上げるのが会社という企業だ。
模索と学習の日々 仕事の履歴書「私の記録」 項より抜粋
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ここの部分、とても惹かれました。人材派遣やアウトソーシングはともすれば、定型な仕事かもしれない。それだけではない、「創造していく仕事」が大事なんです。