昨日、オバマさんがアメリカ合衆国の大統領に就任しました。オバマさん自身の能力、経歴もさることながら、4年間の中央政治経験で大統領になれるシステムと、彼を選ぶアメリカ国民の意思に、お国の違いを感じずにはいられませんでした。
アメリカは1776年に独立したので歴史は少ないが、人的物的資源を活かし、効率的かつ合理的、時には偏った決断で一気に「世界のアメリカ」となった。
では、日本はどうか。私は、日本は、歴史もあり、高いレベルの道徳や常識、文化や技術を持つ、素晴らしい国だと思う。しかし、それら素晴らしい資源(国民というヒト)を活かせない経営陣やシステムには問題がある。
会社の経営陣が、経営会議で社長の
「漢字テスト」
をやっているようでは会社は良くならない。
会社の顔である、経営陣のイメージ(信用)やシステム(仕組み)が外に対して魅力あるものでないと、中身は魅力ある資源(ヒト、産業、観光など)が多いのに、他者(他国)からみても
「よくわからん」
となる。
納税番号制度の検討 や、消費税アップ など、経営陣とそのブレーンも、問題を解決したい、会社をよくしたいとは考えている。利己心だけで経営層になりたいとは思わないはず。
しかし、問題は税率ではない。
多く収めたのであれば、それ以上の受益があればいいのだ。税率ではなく、得たモノを誰がどのようにして国に投資するか。高度成長期には、すべからず「投資」であったが、現在に必要なのは、「投資」であるかどうかの見極めであって、「投機」や「消化」は必要ない。それを実現する仕組みが必要だ。
国民の環境はさまざまに変わっていく。
国民が、自分たちのために、学び、行動しないと、国は良くならない。
人間は目的と希望を持って生きないと。
な〜んてことを思いながら、新聞を読みながら昼食していました。
なお、タイトルは昨日の小説のp.336からの引用です。