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Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

2025年度始めのあいさつ

2025.01.01 カテゴリー: 仕事日記

                                     株式会社レップワン
                                   代表取締役 福田 兼児
 
 新しい年となり株式会社レップワンは22期目を迎えました。先期は「新規顧客3社:すべて紹介、新規契約スタッフ:9名(媒体採用2名でその他は紹介)、途中退職者:ゼロ(定年除く)」、と、創業来最高値の売り上げとなり、顧客とスタッフの質に感謝しかありません。
 
さて、昨年に「よりよく生きる」という標語に触れました。何か代わりを作るべきか?と考えましたが「概念や言葉がウサン臭い。」と標語自体を削除して今後再設定することもありません。
 
昨秋に南アルプスの塩見岳、三伏峠でテント泊をしたときのことです。幕営地にいたのは30代~60代であろう中年・初老の男性のみ8名、すべてソロでした。私は15時に着き、翌日6時の出発まで「誰も、一言も話さない。」時間だったのです。まさに閑寂。「あぁ・・私はこれだ。」と寝袋の中で沁みました。それぞれが自活しており、他人とかかわる必要が全くないのです。
 
問題がない限り、手もクチもカオも出したくない・出さない。が、カネは出す。
 
が当社運営方針です。「ジコマン説教より、クリアな制度設計」が大事なのです。
 
進化生物学の常識として、「生物が進化しようして適応したわけではなく、適応した種が残った結果がたまたま進化と呼べるモノであった。」があります。我々は人間である前に、動物/生物です。我々が生きる社会、とくにビジネスでは「売上、利益やら結果ありきの日常」を毎日営んでいますが、それらは生物的には非常に不自然なことなのです。「適応した結果がそれだった。」ならわかります。が、上滑りのムダな経営計画、果てのない間違った目標 etc のためにどれだけのサンクコストが垂れ流されていることか。
自民党の憲法改正のページで進化論を引用していますが、例の言葉はダーウィンではなくアメリカの経営学者が言ったことです。この国の政治家、官僚の知性、感性、柔軟性、傲慢さ、欧米かぶれは永遠に変わりません。
 
「人の幸せ」の定義などできません。
・主観的
・相対的
・非・数量的
だからです。
 
しかし「不幸」は数値化できます。
・貧困率
・失業率
・幼年死亡率
など。なお「不幸」と「不運」は似て非なるものです。不幸は作為的(一定に自己責任、事件)、不運は不意(避けられない事故)。
 
我々は個人ごとに、
・権利と義務(自由と拘束)
・収入(カネ)
・目標や夢
など「制約条件の中での均衡点とともに、それを正当化して」生きています。権利侵害がない限り他人がどうこうすることではない。他人に過干渉する稚拙な民主ほど停滞を招くものはありません。「自由・民主」が「参加・自治」だとすると、能力・権利・責任をはき違えた参加は混乱を招くだけ。当社ではこの20年間、私一人が執行部として運用しており今後もそれです。
 
当社のような「一君万民(上下尊卑ではなく、中間職 / 組織を置かないフラット型運営体制)」の限界はあるでしょうが「小国寡民」環境での「不幸の最小化」を目指しています。規模は大きいが、関係者が多くなり、雑音や負荷、責任ばかりが増えて対価の少ない会社は一切目指していません。当社の均衡点で進んでいくのみです。
 
そこで今年の言葉は「閑寂」とします。当社の主たるサービス(エンジニア派遣・常駐)は
・法のバグ(時代遅れの労働法など、解雇制限)
・SI/SES業界のエラー(階層構造、労働資本と商慣習の偏在)
のスキマにある商売で、ウサン臭い需要喚起型ビジネスではありません。今後も「当たり前のことを当たり前にやれば」堅持できるでしょう。頼るのは自分の足だけ。世間の狂騒・喧噪に背を向け、注意しながらこつこつ行けばいずれかの頂には着いています。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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