DNAのことでははない。
NDA = Non-disclosure agreement
つまり、秘密保持契約。
先週、私がこの業界に入ったときの師とも言える方と会食をした。
潔く、義を重んじる方だ。 会食にも当時交換したネクタイをつけて来られた。
あらためて振り返ると、氏のキャラクターは私の仕事をしていくうえで一つのベースになっていることに気付いた。
ビジネスエリート、超ハードワーカーである氏は3年前に会社を立ち上げ独立した。
自身の単価、役員報酬、業界、今観察していること、付き合っている方々など、数字と事実を自ら共有していただいた。
そう、数字・事実の共有 こそが友情というか関係性の証だと思う。
腹の探り合いをして、何が友人か。
また、このご時世に人月*百万円! ビックリするような単価だ。
ITカースト制度のTopに君臨する方々。それだけの実績、人脈と将来がある。
「相変わらず話が超速ですよね。」
「NDA、男のNDA があるからだよ。」
「へ?なんですかそれ?」
氏のような方々ばかりであれば、本当にビジネスが早いと思う。
どうしようもないことを隠したがる人、話したがる人が多い。
「その程度の情報だったら悪用もできん。」
人間の嫉妬、欲望、怠惰や不信 。
そこに仕事があるのも事実で、下部カーストが担う。
世界中がエリートでは、仕事が無い。
最後は感情と欲が世界を動かす。
2010年に氏とネクタイを交換して以来、私はネクタイをしていないかもしれない。
あれから5年。慣れ、甘えが自分を蝕んでいる。年をとったと言うことか。