先日、とある日系大手SIerのセミナーに出席した時のことです。ユーザさん対象だった懇親会なるものにも出させていただきました。その際の出席者が200名程度。
が、見渡す限り、濃紺、黒、濃紺、黒・・・。グレー系、茶系のスーツを来ていたのは私含めて3名でした。3/200。
日本のソフトウェア業界は派手な業種ではないことに見慣れてはいますが、その前に行った外資(米)系会社との明らかな文化の違いを感じました。アメリカは自由だ〜!ウチの社内でも以前から、
「ウチのスタッフはダークスーツばかり着よる」
と気になっていたので、その日のMTGで
「たまには明るめのスーツを着たらどうか」
と言っていました(ちなみに、社内作業の際はドレスコードはありません)。そうしたら一人のGLがさっそく反応してくれたようで、チャコールグレーの千鳥柄のスーツを購入して出社していました。さっそく、
「いいね〜それ。本切羽やん」
「でしょ、奮発しましたよ。」
みたいな会話もあり、うれしかったです。男たるもの、勝負スーツの2、3着はもっておきたい。
衣食足りて礼節を知る。
これも事実です。ここで私が意識したいのは、
「いいな〜」 じゃなくて、「いいね〜」
と言える社内文化です。
「嫉妬と怠惰は人間の最もおろかな感情である。」
というのを堺屋太一さんの何かの著書で読んだ記憶があるのですが、ネタミではなく賞賛を。そりゃ、家計や収入もあるでしょうし、スタッフの収入を支払っているのは会社です。それでも、消費を投資に置き換え、
絶対に、もととったんねん!
と仕事の動機にすればいい。しかし、本当のお金持ちって、本当に質素な格好をしている。知り合いの資産家はいつもチャックが空いていたりしますが、お金の話になると、”タカの目”になるんです。
見栄と実
収支のバランスは大切に。