なぜ、会社をやっているかというと、自分たちのサービスがいつか、
ティッピング・ポイント(一気に変化する劇的な瞬間)
ティッピング・ポイント
―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか
を迎える日を期待するからだと思う。
我々のサービスはいける!
という信念があるから続けられるのだろう。
・商品が、ある日を境に爆発的に売れ出す。
・サービスを求める人が、列をなす。
・ある日を境に、失敗していた禁煙を達成した。
能力やスキルにしても、徐々にあがっていくタイプの人間や、ある日を境に氷解するようにコツをつかんでボン、ボンと見違えっていくもの。
我々は、いつかその日が来ることを信じているから仕事をしているんだと思う。ウチの派遣サービスにしても単なる差別化ではなく、
「それが正しい」
と思うから続けている。それに気付いた時、小さな感染は発生する。しかし、大きなポイントが来ないのは何か大きな原因がある。
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p.301
社会的伝染をつくりだすことに成功した人たちは、ただたんに自分が正しいと思ったことをやっているのではない。よく考えたうえで自分の直感を試しているのだ
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本の帯にもある、
直感を疑え。
先日、ウチの社員からは、「思いつきで指示をされている感」を指摘された。まさに指示は思いつきなのだが、それを検証することが大事なことなのだろう。
先日TVコメンテータが昨今の自民党を指して、
「中に敵を見出しているようではダメだ。敵は外にいる。力を合わせないと」
ということを言っていて記憶に残った。
中は敵ではなく、課題と考える。
ポイントのための考えられる策を設定し、間違った場所に努力をやたらせず、正しいポイントに来るべき日への準備を集中する。