今回の上京は久々にANA便でした。バスはこの時期、渋滞の可能性も無きにしもあらず。やはり飛行機はわくわくしますね。さて、機中で読んだ本がちょうど
「渋滞」の先頭は何をしているのか?
です。面白かったです。渋滞の定義として、
「時速40km以下で低速走行、あるいは停発進を繰り返す車列が、長さ1km以上かつ15分以上継続した状態」
とのこと。また一概には言えないが、たとえ渋滞とはいえ時速20km程度では走っていることになる、と。私は仕事で高速を使うこともあり、
1.渋滞の際は、案外左レーンの方が早い。
2.10kmの渋滞は抜けるのに40分かかる。
という法則で渋滞に対処、運転していました。1.の根拠は本書にありました。2.については、今まで10kmの渋滞をしきいに一般道で迂回するスタイルでしたが再考しなければ。
また、
p.5(多少要約):万物は渋滞する。体内のたんぱく質も渋滞は病気につながる。お店の在庫も渋滞。会議で意見がまとまらないのも渋滞。出世できないのも人事の渋滞。恋愛にも渋滞。
なるほど、そういう考えもあるか。
自然渋滞の発生原理としては、小さなブレーキが後列に大きな影響を及ぼし・・・
なるほど。
p.46,99,111,163,195,201,212
に面白い記述がありました。また、
待ち時間=行列の総人数÷1分間の到着人数
という公式もありました。私は待つのが苦手なんですが、この公式を今度試してみよう。
ついでに10km の渋滞の通過時間を考えてみたんですが、どうもうまくいきませんでした。あ〜学生の時、数学をもっと勉強しておけばよかった。
今社内で、とある機器(UTM)のネットワーク負荷試験を行っています。渋滞のグラフ(車の流量と密度)と、機器のパフォーマンス(パケットの流量と処理の数)のグラフが一緒なので、共通なんだなぁと感心していた機中でした。