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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

業界の高止まり

2009.10.26 カテゴリー: 仕事日記

先日知人と食事をした際、
 

「仕事の後に、中小企業診断士資格合格のための学校に通っている」
 

を聞き、テキストを持っていたので見せてもらったら、こんなことまで学べるのか、と、充実している。しかもそんな本が7冊もついているらしい。教室で週に2回、1年の受講期間らしい。さぞや高いのかと思って受講値段を聞いたら、
 

「26万円」
 

とのこと。1500円のビジネス書に換算すると約170冊分の値段ではあるが、
 

・1.5h×90回 = 135h ÷8h= 約17日分
・教材
・質問ができる先生
・共に学ぶ人間
 

がついて、26万円。
 

???。安すぎないか?恐るべし、TAC
以前、社長の本
 

ビジネスの論理―私はいつも限界に向き合い、格闘し、限界を超えて生きてきた。
 

ビジネスの論理

を読んだことがあったが、大学卒業後に、エクセレントな大手製鉄会社への入社を断ってTACを作った方です。その気骨はTACの社長あいさつにも反映されています。
 

話しを戻し、講習の値段であるが、あくまでこの比較は、IT業界と比較した相対的な値段である。私は3月にCisco社のとある製品のセミナー受講を3日間受けたが、18万円だった。薄いテキストが3冊ついていた。アメリカで作られた英語のマニュアルを要約して、日本人向けにしました。研修用機材も用意しました。で、18万円。これでも安い方ではないだろうか。
 

とにかく、IT業界の外部受講は高い。なので、会社から研修に受けさせようとも二の足を踏んでしまう。また、受けたからと言ってどんな効果があるのかが見えにくい。しかし、人は育てなければいけない。先日の帰社日で、
 

「自己投資はもっと会社が行うべきか」
 

と質問したら、「否、自分でやるべきだ」という回答が多く、頼もしかった。が、「自分でやるよ。」に甘んじて社員投資をしなければその程度の会社になってしまう。会社として、しっかりと予算を組む必要がある。CPのよい講習と、助成金情報も観察しているが、いやいや講習を受けさせたところで会社が儲かるわけではない。人材が劇的に変われば奇跡だ。
 

任天堂会長の山内さんが
 

「ゲームはしょせん要らないもの」
 

と語っていたと聞いているが、
 

「ITもしょせんは道具」
 

である。
 

・顧客のIT資産を、費用から投資にする人材
・ITによって、皆が喜ぶことを実現する人材
・ITに使われない人材
 

のための講習が必要なんだと思う。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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