学生時代は、AERAという誌に対して非常に抵抗感がありました。
「大所高所からに・・」
しかし、最近読むようになりました。かの誌の記事に、「使命」を感じとれるようになった、ことが私の成長です。おそらく誌面は変わっていない。しかし、私の感じ方が変わりました。作り手は読者に、
「伝えること」
「知識を増やしてもらうこと」
が使命です。読み手もまた、
ことが必要と感じていれば、貴重な情報源です。
私は、人を雇うようになって、会社を代表して社外の方や社内、社員に発する言葉、伝えなければいけない言葉が多くなった。とても自分だけの言葉や感性、情報だけでは処理できない。そんなときに、
「誰かに伝えることを意識して、情報を採取する」
ことは重要なことです。今号では、
「束芋」
という私と同い年のアーティストの記事がありました。記事中で、束芋さんは我々の世代のことを、堺屋太一さんの「団塊の世代」と比較して、
「断絶の世代」
というネーミングをし、「太巻」にたとえていました。
語感的にも語意的にもなるほど、と思います。滞在していた大手資本のホテルでは、「断絶の世代」の寵児である、堀江氏の本を読みました。
堀江貴文 人生論
内容に矛盾を感じる点もあります。しかし、一つのホームページ制作会社を「一つの時代」となるまでにした氏の当たり前は、日本での標準となるかもしれない。既成の常識は、永遠ではない。しかしまた、既成の常識が当たり前の部分もある。
同じ宿泊にしても、滞在したホテルがいいのか、小さな民宿がいいのか。どちらにもよさはある。ウチの会社は民宿のようなものだろうか。田舎の民宿が大手資本になる可能性は少ない。
しかし、新しいことを作ること。
既成の常識を考え、我々の常識を作ることが、Challenging な会社で、会社を運営する意義である。
という一つの結論に至りました。
一人で始め、右も左もわからず、不眠不休で働く、というでもなく会社を始めてから6期が過ぎました。明日から7期目が始まります。