クラウドが社内で話題になりましたので、少し情報収集をしていました。
雲の向こうのクラウドにも、どこかに実体が必要なわけで、クラウドベンダーの実体が置かれるデータセンターは今や国際競争なんですね。省庁でもそれぞれ発表が。
総務省の研究会
http://www.soumu.go.jp/menu_sosiki/kenkyu/12556.html
経済産業省の研究会
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/data/g90722aj.html
クラウド・コンピューティングと日本の競争力に関する研究会(第1回)-配付資料
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/data/g90722aj.html
クラウドコンピューティング時代のデータセンター活性化策に関する検討会報告書(案)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000059755.pdf
↑ 読み物として面白いです。
打倒!黒船。
日本の将来のために、いろいろな方々が知恵を絞っているのですね。スタッフからも、日本はデータセンタ運用の人件費と土地代が高いと出ていました。鋭いじゃないですか。私の立場として、
「運用はなくならんでしょ」
とタカをくくっていたら、↓この記事の下の部分
アジアのデータセンターを目指せ、が雇用は創出できませんよ。
http://blogs.itmedia.co.jp/isago/2009/08/post-946b.html
ヒェ〜。
じゃあ、経済特区を作れば?と言う記事。
http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2010/06/post-789e.html
で、スタッフに教えてもらった、Sunのコンテナ型DC
http://jp.sun.com/products/sunmd/introduction/
It’s so Cool !
いくらでしょう。
http://online.plathome.co.jp/item/detail/41080025/Oracle—-%28Sun-Microsystems%29/Sun-Modular-Datacenter-S20/MD-S20
えぇと、イチ、ジュウ、ヒャク、セン、1億円か。
センチュリオンでポチっと買ってみるか。
・・持ってるわきゃない。
そのうち、海運会社がデータセンター船など出したりするんじゃなかろうか。もしくはメガフロート上に作るとか。津波がきたらアウト。公海上に出たら、船籍の法律が適用されるらしい。なお、荒波のときはコンテナ船も45度以上傾き、上部のコンテナはポロンポロンと落ちるそうです。
今や世界一の商船三井。
http://www.mol.co.jp/menu-j.html
確か、ばら積み船への投資が当たったという記事を読んだ記憶あり。そういう相場的要素はIT業界では薄い気がします。
そして、こういう船が国際ケーブルを張っています。
http://www.k-kcs.co.jp/cableShipTop.html
中国も負けずに光、はってます。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0315&f=it_0315_003.shtml
なお、海運業界は今頃のグローバリゼーションどころか、ずっと昔から世界を相手に戦うわけです。20年以上前から、ズンズン優秀な外国の方が船にはいます。日本の船(実際の船籍はパナマなどが多い)は船長と、1等航海士、機関長以外は優秀なフィリピンの方などが多いです。
平和な国だ。ニッポン。日本のデータセンター産業を守るために、海外からのトラフィック制限します。などということにならなければいいが。
ちなみに、私の父親はオーシャンリンクの船長を務めていたことがあり、まさに日米のケーブルを張っていました。私が25歳のとき、船を見に行ったら甲板で風邪をひきました。あれから10年、海外には出れそうにないひ弱な息子は、国内でハケン網、サービス網を張っていこうとしています。