タイトルの「摩擦は進歩の母」は電通鬼十則からです。
失敗は・・を父に換えて付けてみました。
先日、顧客様から勧められた本を読みました。
冒頭の、チームワークこそが最強の競争武器である。と言うことに異論はありませんが、なんのためのチームワーク、組織であるか、と言う大前提は、
「目標達成のため」
です。
往々にして、その目標設定があいまい、不明瞭だと、本書のようなコミュニケーションの機能不全を起こす一つの原因であると思う。リーダ、マネージャは目標を明確に共有しなければならず、その設定こそが一番言うのが簡単で、実行することが難しい。
本書での機能不全の一つの原因は、登場人物が、チームではなく個々のプライド(自尊心)で進行を妨げていたこと。だったと思います。
プライドを捨てる、とは違いますが、自分とのバランスを取りながら、自分の考えを変えれるかどうか、がチームワーク構築の肝ではないかと思います。本を読んでいて思ったのが、「プライドってもろ刃の剣だな。」でした。私も自省する部分がありました。
本書の帯の反対を行えば、チームワークはたやすいはず。つまり、
各自が腹を割って信頼し、衝突をおそれずに意見を言い合い、責任感を持って決定事項を実施し、責任感が欠如している行動・結果に指摘をし、個人ではなく全体の目標にコミットメントすること。
ですね。
それが難しいから幾多の本が出るわけで、チームワークを創りだせるのがリーダーシップなんでしょう。