なんの進化もない
また街宣車が喧しい。
よき高度成長時代、みんなで右向け右世代の、本当にセンスがないしきたりだと思う。投票用紙も自宅に届いてはいたが、烏合の調整屋のイストリゲームになぜつきあわなければいけないのか。
さて、定期的に行っている社会保険料チェックのために年金機構に行った。
チェックとは端的に言うと、
「当社では、誰がいくつの等級で、社会保険、厚生年金に加入しているはず。
だから、賃金支給時にこの金額を社会保険料として控除しているのは
合致しているよね、間違っているよね」
の突き合せのモトとなる資料をもらいにいきます。
役所のサービススタンダード?
毎度その資料をもらいに行くたびに、6階ですだの7階ですだの、隣の課です。だの、あり得ない対応をしてくれるので、窓口の女性にブツブツ文句を言っていた。
文句は今に始まったことではなく、私は以前から声を上げている。
「我々事業主は保険の払込み者だよね?
その事業主が、リストをくださいといってなぜこれだけ手間と時間がかかるの?」
待っている間に、年金機構の事務所を見渡す。
・使われていないであろう、何かの書類、紙の山。
・向こうのほうでは、職員がPCに向かっている。3分程度観察する。
ワードのヘッダーを開けたり、閉じたり。
データベースを見たかと思えば、人差し指でポチポチやっている。
で、ワードのヘッダーは何も入力されていない。進まない。
・私が声を出しているハジで、上席の人間は見て見ぬふり。
恐ろしい効率、生産性だ。すばらしい。エクセレント。
フロアに30人以上。何をやっているのだろうか。
これでも人が減らされて、「大変」なんだろう。
しかし、彼らは悪くない。
ルールが悪い。
またそれを創る人間や組織に原因があるのだ。縦割り機構によって、権限が分化される。
組織の分化によって、効率が損なわれる。
そして、作業が増える。そして、人が要る。
まったく、税金は納めるわ、社会保険は納めるわ、労働保険は納めるわ。
そして、それらを取り合いをする人たちを選ぶ選挙にいけだわ。
この国のオーバヘッドは多すぎる。
徴収コストを下げるための一括化はできないものか。
マイナンバーがやっと実現に向けて動いているようだが、
・彼 / 彼女は昨年こんだけ稼ぎました。
じゃあ、税金こんだけ、保険こんだけね。
と一極集中にしたらいい。
仕組みを複雑にするから、人がいる。そして、そこに群がる、人ができる。
応益負担?応能負担?
国を創った先達たちに感謝をこめて、高い保険料を若い世代が払うのが果たして正解か?当社の若手の賃金はそれほど高くない。それでも保険料は納めなければいけない。
彼ら先達の権利のために。彼らの老後を担保し、老人ホームで、「生かす」ために。
国や国民の状況に応じて、租税の仕組みを考えるのが大事なことだ。
また、得た税金をどこに投下するかをしっかり決めるべきだ。
イストリゲームが始まったらひょっこり現れる輩に、それらは託せることなのだろうか?
ゲームに無関心である私が悪いのだろうか。