ここ数年、スーツというものを着ていない。今後も着るつもりはない。
古くからのスタッフにどう?と聞くと、
「ぜひ。
頂いたスーツとか来て仕事してると、なんかパワー貰える感じしますよね。」
という光栄な言葉を頂いたので、全て譲った。そして、葬式用の1つのみとなった。
パワーか。。
2005年の独立当初は、「よっしゃ」とスーツをパターンオーダし(フルオーダではない)、
RIMOWAのブリーフケースとか持っちゃったりしたけど。今はどうかな。
「スーツは男の鎧。武器。」
とか言うが、着こなしていないと間抜けだ。高校生のブレザー姿の延長でしかない。
まず、スーツを着こなすには胸筋がいる。
胸筋がないならベストなどでサポートする。 それと採寸だ。
シャツが見える長さ、パンツのクッション、もちろん靴も。
出来合いのスーツで、出来あいの成果を期待するなら、
いっそ着ないほうがいいのではないか。
確かに、服装は礼儀で、自分を表す道具だ。
着すぎた鎧が守るのは、自分のプライド、立場、日常ではないのか。
益も仲もないのに、なんでもかんでも自己開示は不要だろう。
そこに機能が無いなら、慣習にこだわる必要はない。